Witching Hour
散策,  ,  風景

城南マイクロツーリズム

大手を振って「旅行行かない?」とは言いづらい状況が続いております。
特に海外旅行なんて制限無しに行けるようになるにはまだ数年はかかりそうな感じ…
とは言いつつ近場や国内の観光地は少人数や家族などで結構賑わっていたり…
ならばと、今回はふらっと気軽に行ける近場をPICKUP!

それはどこかというと…

東急東横線「多摩川駅」

その昔、多摩川駅前には「温泉遊園地 多摩川園」なるリゾート施設があり、園内には温泉入浴施設の他に、メリーゴーラウンド、観覧車、ジェットコースター、お化け屋敷、さらには少女歌劇団のための劇場も設置されており、大変賑わっていた時代がありました。
※1925年(大正14年)開園、1979年(昭和54年)閉園

そう、賑わっていたのは過去の話…今はリゾート施設も無くあまり注目されるようなことは無くなり、どちらかというとちょっと地味な乗り換え駅といったイメージが定着していますがさにあらず。
リゾート施設は無くなりましたが、自然も大変多く実は今でも(今だから?)楽しめる場所なんで、簡単にまとめながらご紹介していきます。

多摩川浅間神社

美しい女神&神秘の石&絶景と盛り沢山のパワスポ!
女性により女性をお祀りした女性の為の神社で、ご祭神は山緑を守る神・大山祇神の姫君で「桜の花が咲き匂うような…」と言われる花咲耶姫命です。そして創建は約八百年前の鎌倉時代と歴史ある神社。さらに現在放送中の某大河ドラマとも深い関わりと、初っぱなから盛り沢山のスポット。
参拝の際は境内の見晴台からの眺めもお忘れなく。
駅からも徒歩約2分と近いので、先ずはお参りしてから散策をスタートしましょう。

多摩川浅間神社

多摩川台公園

多摩川浅間神社の裏手、東急東横線を挟んだ先の丘陵地に約750メートル(面積67,154平方メートルと広大)にわたって広がる公園。園内には自然林の道、古墳、古墳展示室、展望広場、水生植物園(『調布浄水場』沈殿池跡)、四季の野草園(『調布浄水場』ろ過池跡)、あじさい園、山野草のみち、広場など見所が豊富!
晴れた日には遠く丹沢の山並みや富士山なども見ることができ、多摩川八景にも選定されています。
ここから道なりに約2.8kmほど行けば23区唯一の渓谷として有名な等々力渓谷があるけど、自然をのんびり満喫するなら絶対こっちがおすすめ。

多摩川台公園

田園調布せせらぎ公園

多摩川駅横に広がる公園。この公園がむかし多摩川園があった場所。
多摩川台公園に比べると小さいですが、遊歩道や小さい滝などもあってこちらも自然を楽しめる公園です。

多摩川緑地広場

多摩川河川敷に広がる広場で、野球場やテニスコートやサッカー場など運動施設がある。
ちなみにこの中にある硬式専用A面は、かつて読売ジャイアンツが使用してたグラウンド。

田園調布せせらぎ公園

六郷用水跡

多摩川台公園の下や丸子橋の下を沼部方面に進むと再現された小さな用水路がある。
この用水路、徳川家康の命により多摩川を水源に、狛江市(当時:北多摩郡和泉村)から世田谷区(当時:世田谷領)を経て大田区(当時:六郷領)を潤す農業用かんがい用水路として開削された、歴史的価値が高い由緒ある用水なんです。

もし「六郷用水について詳しく知りたい!」と、奇特な方がおられましたら、大田区郷土資料館に行けば詳しい展示と共に図録も売っているのでぜひ。(私も以前に図録購入済み)

六郷用水

大田区郷土資料館

桜坂

某ミュージシャンの曲のタイトルにもなり、立派な観光名所になりました。
ただこちらの坂、旧中原街道の切通しで、昔は「沼部の大坂」といい、荷車や旅商人の往来でにぎわい、腰掛け茶屋などが坂道の両側にあったともいわれており、しっかり歴史のある坂でもあります。
多摩川駅から徒歩約10分くらい

桜坂

みぞえ画廊

福岡で企画画廊として実績を積み、2012年5月に田園調布にオープンしたギャラリーとのことで、田園調布の閑静な住宅街に立つ建つ和風住宅をそのまま利用したサロン風の画廊。かなりの穴場なギャラリー。
ゆっくりとした時間を過ごしながらアートに触れるのも癒やしです。
多摩川駅から徒歩約15分、田園調布駅からだと徒歩約6分くらい

みぞえ画廊

さて、何だかんだと多摩川駅周辺をご紹介してきましたがいかがでしょうか。
自然や神社仏閣、古墳や六郷用水の史跡など駅周辺に見どころも多く、しかも訪れやすい場所なので週末にふと思い立って行ってみる…なんて気軽に楽しめる所だと思います。
多摩川駅周辺を楽しんだ後は、2駅先の自由が丘でスイーツやグルメで楽しむのもありかも。

自由が丘.net

WITCHING HOUR MASTER | グラフィックデザイナー | Tokyo, Japan