Witching Hour
,  風景,  

真夏の川島町は塩味濃いめ

連日猛暑日が続きいよいよ夏本番となってきましたが、
そうなるとやはり夏の風物詩「すったて」が食べたくなる。
というこで今年もすったてたを食べに川島町へ。
以前「陸の孤島の風物詩すったて」でご紹介したが、今回は新規開拓、川島町商工会のすったて店舗情報にも掲載されていないお店へ。しかも今回は川島町の外れの方にありバスすら通っていない立地。純粋に自動車やバイクや自転車、もしくは気合いの徒歩でしか行けないという中々ハードルが高い。
そんなお店は
うどん処 篁園(こうえん)

土曜の昼過ぎに到着したけど既に4〜5組待ち。この立地でこの混雑ならアクセスが良いとこならどんだけの人気店になるのだろうか…そんなことを考えながら順番待ちのノートに記帳しひたすら待つ。
このお店、すったても夏の時期はメニューにありますよってスタンスで、純粋にうどんで勝負しているお店。

こだわりのうどん屋さん

麺は、埼玉県産の小麦粉あやひかりを100%使用したこだわりの手打ち麺。
出汁も、瀬戸内産いりこ、羅臼昆布、ドンコ、鰹節をふんだんに使ったお出汁で、かえしには白砂糖ではなく、三温糖や果糖などを使ったこだわり。
麺はおろか天ぷらなども作り置きせず、注文を受けてからの「茹でたて」「揚げたて」を提供と、全てにこだわったご夫婦お二人で切り盛りしている小さなうどん屋。
本当に「かなり美味しいうどん」でした!

帰り際、美味しかったですと伝えたところご夫婦揃って笑顔でありがとうございます!と返ってきました。
味はもちろん、とても素敵なうどん屋さんでした。

さて、今回はすったてうどんだけではありません。
もうひとつ素敵なところをご紹介。

それは
金笛しょうゆパーク

こちも川島町にあり、うどん処 篁園(こうえん)から道なりで約5.8km、時間にして車で約10分くらいのところにある寛政元年創業の老舗醤油蔵がオープンした金笛しょうゆパーク。

寛政元年創業の老舗醤油蔵

雰囲気も良く、カップルやお子さん連れのご家族でも楽しめます。
うどんを食べてきたばかりですが、せっかくなので「蔵出し醤油の食べ比べうどん」を注文。

その時によって種類は変わるそうだけど、今回の味比べのしょうゆは「常若」「木桶 初しぼり」「再仕込生醤油」「唐辛子醤油」の4種類。小鉢に少量のうどんを取り分け好みのしょうゆを掛けて食べるスタイル。そして何より本当にしょうゆが美味い!
本当に美味しかったので2種類ほどお土産を買いました。

「常若」
十二代目吉五郎渾身の作。川越産大豆(里のほほえみ)」と「川越産小麦(さとのそら)」を100%使用。原材料はもちろん、埼玉県木材を使用した2大桶を新調し、限界突破の3年の長期熟成。(HPより)

「木桶 初しぼり」
埼玉県小川町の青山地区に代々伝わる青山在来大豆。一般的な大豆よりショ糖の含有量が多く、糖質25%と甘味が強いのが特徴ですが、市場には流通していない幻の大豆と言われていました。(HPより)
(個人的にかなり美味いと思ったしょうゆ)

以前にも言ったけど陸の孤島と言われる川島町。しかしそんな場所だからこその味があります。
行きづらい町ですが、ぜひ味わいに訪れてみてください。

うどん処 篁園(こうえん)
https://udon-kouen.storeinfo.jp

金笛しょうゆパーク
https://kinbue-park.jp

WITCHING HOUR MASTER | グラフィックデザイナー | Tokyo, Japan