Witching Hour
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千鳥足な下町昭和旅

僕のふるさと墨田

そうおっしゃったのは世界のホームラン王の王貞治さん

東京スカイツリーが立つ墨田区東側エリアは、世界のホームラン王である王貞治さんが生まれ育ったエリアでもある。
私はサッカー少年だったため、野球は全くと言っていいほど詳しくないけどそんな自分でもさすがに王貞治は知っています。
今回はそんな世界のホームラン王を育てた「味」をご紹介!

私の趣味の1つに街散策があったりします。
今回取り上げる東墨田界隈も戦前の街並み(町割)がほぼ原型のまま残る一帯で、東京最大の皮革産業集積地としても一部のマニアの方達には有名なエリアなんですよ。
そんな東墨田の八広駅からほど近いところにあるのが「洋食50BAN」
現在こちらのお店は王さんの従兄弟が経営する洋食店ですが、それ以前は王貞治さんのご実家である中華料理店「五十番」が存在していました。


ざっくりですが説明を。
元々中華料理店「五十番」はここ八広にあったが、その後2号店を出店するべく八広の五十番を王貞治さんの母親の弟に譲り、王さん一家は業平で五十番の2号店を開店。その後一番弟子だった方が業平のお店を譲り受けていたが数年前に閉店。
一方、八広の五十番も閉店しちゃったのですが、その後に王貞治さんの従兄弟が現在の洋食50BANを開き現在までに至る。なのです。


五十番の歴史や上記の経緯などはネットなどで調べれば沢山でてきますので、詳しい歴史を知りたい方はそちらで調べてくださいね。

洋食50BAN

京成押上線の「八広駅」から「ゆりのき橋通り・八広はなみずき通り」沿いに数分歩けばたどり着ける。
このお店、メニューの内容も洋食がほとんどを占めていて、所謂町の洋食屋さん。(店内には王貞治さんサイン入りの特大パネルも飾られてる)
ほとんどって言うと占めていない部分があるの?って思うでしょ?それがあるんですよ奧サン!
一部ではありますが中華メニューも存在しており、それこそが中華料理店「五十番の味」を引き継いでいるメニューなのです!
じつは何度か訪れているのですが、悲しいかなついいつも洋食を頼んでしまうので、いずれは中華メニューも頼んで見たいと…

さて、今回もちょっとマイナーなエリアをご紹介したが、マイナーついでに追記も書いておきます。
ここ「洋食50BAN」は「ゆりのき橋通り・八広はなみずき通り」沿いにある。そして「ゆりのき橋通り」は水戸街道を挟み「鐘ヶ淵通り」と名称が変わる。そして「鐘ヶ淵通り」と言えば、別名「酎ハイ街道」とマイナーで有名な飲み屋通りがあり街自体も昭和の香りが色濃く残る、どこか現代に取り残されたような街でもある。
ここで「元祖酎ハイ」を味わい、昭和にタイムスリップしてしまったかのようなほろ酔い気分で家路に着く千鳥足な旅をぜひご提案したい。
ちなみに、洋食50BANから鐘ヶ淵駅までは直線で約1.5㎞、食後に歩くには程よい距離である。

WITCHING HOUR MASTER | グラフィックデザイナー | Tokyo, Japan